このたびは「侍庵」におこしいただき、まことにありがとうございます。
「侍庵」管理人の山内兵馬やまのうちひょうまであります。
こちらでは侍庵について御案内いたしております。
侍庵では、「歴史と侍を楽しむ」ことを第一の主題としております。拙者は歴史を専門に勉強したわけではありませんが、幼少の頃から歴史に興味を持っておりました。なぜ歴史に興味を持ったのか？その答えは至って簡単、おもしろいからであります。拙者が初めて接した「歴史」はマンガの「三国志」でありました。この物語で活躍する英雄たちの勇姿に憧れを覚えました。それが現在も（おそらく今後も）続き、趣味の一つに「歴史」がその名を連ねております。

「歴史」というと
「学校で人名を覚えさせられ、年号を語呂合わせで覚えさせられ、テスト前に一夜漬けで暗記して終わらせもんだなぁ・・。何がおもしろいんだか？」
と思う方もおられます。しかし、決して歴史は学生を困らせるために存在するわけではなく、ましてやつまらない時間を作るために存在するわけでもありません。「歴史」は我ら人類の歩みの足跡なのです。先人達は、現代に生きる我らとは異なる環境で、異なる人生を生きぬいてきました。「人類」という視点で時の流れを見れば、先人達が歩んだ道の延長線上に我らが存在し、我らもまたその道を歩んでいるのです。歴史を学ぶということは、単に過去の出来事を知るだけにとどまらず、まだ見ぬ未来を探る大切な道具になる、と拙者は考えております。
堅苦しいことを言いましたが、歴史に対して身構える必要はありません。歴史は全ての人の身近にあります。貴殿は昨日何をなさり、何を思ったでしょうか？一週間前は？一年前は？そのもっと前は？
貴殿が生きていることで、既に貴殿の歴史は作られているのです。さらに周囲の人たちとの関わり合いの中で、貴殿が生きてきた時は自動的に作られていくのです。そんなふうに思えば、昔に生きた人の人生を知ってみるのも、一興ではないでしょうか。
侍庵では、これまであまり歴史に興味がなかった方々に、拙者が大好きな「侍」を題材に、歴史のおもしろさを少しでも知っていただくことを目的の一つにしております。

既に歴史に興味を持たれている方々も、もちろんいらっしゃいます。その方々にはそれぞれ好みの時代・人物を持っておられるでしょう。侍庵では、主に「侍」を扱っております。ここでいう「侍」とは、日本の武士階級に属した人々のみを指しているわけではありません。どこの国の人であるか、身分が何であるかなどということは、たいした問題ではありません。拙者が「侍」を感じたものを扱っていく所存であります。

時が経つのは早いもので、侍庵を正式公開してから１年間が過ぎました。この１年で、これまでにやったことがない、実に様々なことに挑戦してきました。また、歴史祭りなどでは共通の趣味を持っておられる多くの方々と知り合うことができました。侍庵が１年間存続し、開設当初に比べてかなり発展することができたのも、顔見知りの方々、歴史に興味があるわけではないけれど応援してくれた方々、なんとなくでも拙庵を見に来ていただいた方などなど、多くの方々の存在あってこそだと考えております。これまで拙者を応援・支援していただいた皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。そして、今後もよろしくお願いいたします。