武田信玄

新田次郎 著

戦国時代、武田信虎によって統一された甲斐の国は危機に瀕していた。武田家当主の信虎による苛烈極まる政策と乱行に多くの家臣や民百姓からは怨嗟の声が溢れていた。嫡男の晴信は、重臣達の後押しと共に父・信虎を追放し武田家を継承する。武田晴信、のちの武田信玄は京に武田菱の旗をなびかせるべく天下統一へむけての覇道を進むのであった。

拙者がこの本を読んだのは確か中学生くらいの頃。情景が目に浮かぶような合戦描写は、童心には勇ましい限りのものでした。天下を目指して戦った武田信玄とその名将達の勇姿には、今読んでも拙者の心をかき立てられまする。


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