そして「釜蓋城物語」の幕が上がりました。演じるのは、「劇団謎のモダン館」の皆様です。
「釜蓋城物語」は、島原半島に攻め込んできた竜造寺隆信の軍勢と、釜蓋城主の千々石大和守直員の戦いの話ですが、立ち回りはありません。それよりも、戦に赴いた様々人々が物語の中心となっておりました。
ある男は、大切な妻と娘を逃がして城に入り・・
ある男は、一緒に逃げようと言う恋人を振り切って戦場へ・・
そして、釜蓋城主の直員は、まだ乳飲み子であった嫡男(のちの千々石ミゲル)を乳母と共に逃がし、家臣団を率いて竜造寺軍に立ちはだかりました。
左馬之助殿は竜造寺軍の鉄砲隊長として、拙者は千々石軍の鉄砲隊長として、物語の最後に鉄砲兵を率いて登場しました。
(写真提供:観櫻火宴実行委員会様)