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阿部野神社

時代区分南北朝時代分類区分神社寺院旧国名和泉
現在地大阪府大阪市阿倍野区北畠3丁目

御祭神

・北畠親房 ・北畠顕家

関連事件

・石津の戦い

阿部野神社の歴史
 阿倍野神社が創建されたのは明治15年(1882年)1月。明治維新後のことでした。明治23年(1890年)3月に鎮座祭が執り行われ、別格官幣社に列せられました。御祭神は、南北朝時代に南朝方で活躍した北畠親房(きたばたけ ちかふさ)北畠顕家(きたばたけ あきいえ)親子です。1338年{延元3年(南朝)・建武5年(北朝)}、この地で北畠顕家が京都奪回戦で北朝軍と戦い、討死した縁で創建されたのでしょう。

南側入口脇に立っている北畠顕家像
鎧を着ていますが、涼やかな公家風の姿です

<管理人の感想>
 神社の周りは住宅地になっており、一軒家やマンションが並んでいました。民家のすぐそばに神社があるという光景は、京都に似ているかもしれません。北畠親房を祀っているだけあって、境内には親房の和歌を記した看板が並んでいる「詩歌の道」というのがあります。あじさいがたくさん植えられているので、「あじさいの道」とも呼ぶそうです。北畠親房の歌に対し、誰々の返歌も併記されておりました。拙者は和歌の良さはちょっとしかわからないので、親房の歌の良さがあまりわかりませんでした(^_^;)。
 それよりも驚いたことは、この道の入口にセンサーが備えられていること。人を感知すると童謡「ふるさと」の旋律が流れ、ししおどしのコーンという音まで流れてきます。その点は兵庫県龍野の童謡の郷と同じですね。

<交通情報など>
・境内に駐車場有り。
・阪堺電軌阪堺線「てんじんのもり」下車 徒歩5分ほど

探検日:2004年12月23日
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