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元寇史料館

時代区分鎌倉時代分類区分資料館旧国名筑前
現在地福岡県福岡市博多区東公園7−11

 元寇史料館は、最初に元軍が攻めてきた文永の役の古戦場に、明治37年に建築されたそうです。この地は当時「千代の松原」と呼ばれていたそうです。
 元寇史料館の名の通り、元軍の兵士が着用していた鎧兜や短弓、戦場の地図や矢田画伯の絵などが展示されておりますが、江戸時代に作製された甲冑に刀、長刀、火縄銃、さらには日清戦争の資料も展示されており、小さな歴史博物館のようでもありました。

(写真左:日蓮銅像)
元寇史料館のすぐそばにそびえ立っている日蓮像の高さは、なんと23m。かなり巨大な銅像です。この銅像は、長崎清国水兵事件がきっかけとなったそうです。かつて、未曾有の国難であった元寇を退けた過去を顕彰するために、日蓮宗と関係者の方々が総力を挙げて作製したそうです。台座には、矢田画伯による日蓮聖人の事跡を描いたレリーフが施されております。

(写真右:亀山上皇像)
元寇史料館に隣接している「東公園」の中央の丘にそびえる亀山上皇像。元寇の際、上皇は「我が身に替えて国を護りたまえ」と、必死に各地の寺社に祈願をかけていました。台座には、筥崎宮にも掲げられている「敵国降伏」の文字が刻まれております。

 

<交通手段>
・電車:地下鉄「馬出九大病院前」駅より徒歩5分ほど
・車:有料駐車場が付近にあります

<開館情報>
・午前10時〜午後4時
・入館料:大人300円
・開館日:基本的に土日祝日

探検日:2005年8月21日
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