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兵庫県立歴史博物館

時代区分なし分類区分資料館旧国名播磨
現在地兵庫県姫路市本町

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兵庫県立歴史博物館公式ホームページはこちら

兵庫県立歴史博物館は、姫路城の北東方向すぐそばにあります。
こちらでは兵庫の歴史を原始・古代・中世・近世・近現代と多くの資料を展示して紹介しております。特筆すべきなのは、「トライアルスペース」にて十二単・鎧・童水干(わらわすいかん)を着ることができることでしょうか。拙者がここを訪れた一番の目的はもちろん、鎧の着用であります。
ちなみに、今回着用した鎧は主に平安時代後期〜戦国時代前期頃まで、主に上級の侍達が着用した鎧です。戦国時代の鎧とはいろいろと違うところがあります。目立つ違いを簡単に書くと・・・

などなどがあります。

正面から
背面より

さて、いよいよ本番の鎧着用。着付け係りの3人の女性に手伝っていたただきました。金色のきらびやかな着物の上に、熊の毛の靴、脛当て(これも金色)、胴、大袖、など、どんどん武装は進みました。最後に兜をかぶる前に係りの人に「すみません、ちょっとだけ待ってください(^^;)」と頼む拙者。髪が見えないように手拭いでまとめるのです。たいてい兜は目深にかぶった方が(相手から目が見えないようにかぶった方が)強そうでかっこよく見えます。この時はだいぶ伸びていたので、手拭を持っていって本当によかったであります。左の写真は正面から。右の写真は背面でござる。右写真で左手に持っているのは太刀です。
この後姿を見て改めて思ったのですが、大きい肩当はどうも背中側へ回ってしまうようです。これで、正面からの敵の斬撃を防ぎきれるかな〜?と思いました。もっとも、これだけ立派な鎧を着る武将が前線で敵と戦うことはあまりなかった、とすれば、それほど問題ではないのかもしれません。

騎乗姿

上の写真にも少し写っていますが、拙者の後ろには馬の人形(馬なのに人形というのも変ですが・・)が置いてありました。そう、大鎧にふさわしく馬にも乗れるのです(^o^)!!偽物でも馬は馬(?)。騎乗姿も撮ってもらいました。
この馬は約10cmほどの台にのっかっていたのですが、高さは拙者の身長を基準に見積もるとだいたい150cmぐらいでした。
乗ってみると、けっこう高い(゜o゜) !きっと戦場でも徒歩立ちの兵より、ずっと見晴らしがよかったんだろうなぁ〜、と思いつつ、明らかに目立つので鉄砲狙撃の対象になりやすいのも否めない、と実感いたしました。
それにしても、後ろの壁に映る兜のシルエット。兜の緒が奇妙に飛び出ているのを除けば、かなりのお気に入りであります。

この他にも、こちらの「トライアルスペース」では
お手玉やけんだま、駒などの昔のおもちゃが置いてありました。

<注意>
こちらの博物館に行けば必ず鎧を着れるというわけではありません。1日に3回、決まった時間にこのトライアルスペースで着付が行われ 一度の着付で鎧を着れる人は一人だけとのことです。
詳しくは兵庫県立歴史博物館ホームページ にて確認してください。
ちなみに、鎧は3年ぐらいに一度の割合で新調されるそうです。

その他のフロアーには、山城・水城、江戸城や、姫路城をはじめとする日本に12城ある、現存天守閣の模型が展示されておりました。特に姫路城は1/50スケールの模型やガラス細工の模型もあり、かなりの壮観でありました。。

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