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城・砦選択

犬山城

時代区分戦国時代分類区分城・砦旧国名尾張
現在地愛知県犬山市犬山
国宝(天守閣:昭和10年5月13日指定)
関連人物

・豊臣秀吉 ・歴代城主成瀬家

関連事件

・小牧長久手の戦い

木曽川のすぐ側にそびえる犬山城天守閣

犬山城の歴史
 犬山城が築城されたのは天文6年(1537年)。戦国時代の真っ只中に、織田与次郎信康(信長の叔父)が築いたそうです。その後、戦国乱世の中で城主は何度も変わっていき、1584年の小牧長久手の戦いでは、豊臣秀吉が12万余の大軍を率いて入城し、徳川家康と戦いました。
 現存している城郭は関が原の戦い(1600年)以降から整備され始め、元和4年(1618年)に尾張徳川家の付家老・成瀬隼人正正成が城主となり、明治維新まで9代に渡って成瀬家が城主を務めました。明治24年の濃尾震災で櫓などがひどく壊れたために、明治28年、私費で修理することを条件に城は成瀬家に譲渡されました。それまで犬山城は個人所有の城として運営されていましたが、平成16年(2004年)4月より財団法人「犬山城白帝文庫」が設立され、城も財団法人所有となりました。

独立式の天守閣は外観3階内部4階。
左写真は本丸入口より撮影しました。

江戸時代中期の儒学者・荻生徂徠おぎゅう そらい)は、唐の詩仙・李白の詩から
「白帝城(はくていじょう)」
と命名したそうです。

<管理人の感想>
 犬山城の魅力は、国宝の天守閣ももちろんですが、その立地条件にあると思います。木曽川のすぐそばにそびえ立つ風景は、よく写真に載っています。また、木曽川の対岸の美濃国を見渡せるのもいいところですね。天守閣に入ると、木の香りがしました。コンクリート復元天守閣では味わえない雰囲気ですね。天守閣は小さめですが、山の上に建っているため、東西南北の眺望がたいへん見事です。

<交通情報など>
・名鉄犬山線「犬山遊園」駅(←「犬山」駅ではなく)より徒歩20分ほど。
・犬山中腹に駐車場あり。

探検日:2004年10月16日
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