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勝海舟生誕地

時代区分幕末分類区分その他旧国名武蔵
現在地東京都墨田区両国四丁目二五番

関連人物・勝海舟
関連事件

 勝海舟は幕末に活躍した幕臣の一人。いち早く世界情勢を察し、開国思想に基づいた幕府の改革に取り組んできました。攘夷論が盛んな当時、勝のやり方は攘夷志士らの反感を招き、幾度も刺客を向けられました。政治的な争いで失脚したこともありました。それでも、最後には江戸城無血開城を実現させ、多くの人々を戦火から守った彼は、明治維新に活躍した英傑として今でも讃えられています。
 勝は文政6年(1823年)1月30(13日?※注参照)日、本所亀沢町の男谷(おだに)家で生まれました。男谷家は、勝の父・小吉の実家だそうです。幼名は麟太郎(りんたろう)といい、7歳の時までこの家で育ったそうです。勝家は幕臣でしたが、下級武士だったので生活は苦しかったと伝えられています。そんな生活の中でも、剣術・座禅など、鍛錬に励む少年時代を送っていたそうです。

※注
 石碑の近くには由来碑と看板の二つの説明書があるが、勝の誕生日が食い違っている。由来碑には1月13日とあるが、看板は1月30日になっていた。どこかで数字が入れ違ってしまったのかもしれない。

勝海舟生誕の碑

碑には
勝海舟生誕之地
      海防大臣 西郷吉之助 書

と、記されておりました。

<管理人の感想>
 両国駅を降りた時に見た案内板でここの存在を知ったため、予定外の訪問となりました。目の前には小学校があり、今では児童公園になっております。

<交通手段>
・JR総武線「両国」駅下車。徒歩7分ほど。
・駐車場はなし。

探検日:2004年2月18日
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