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城・砦選択

時代区分戦国時代分類区分城・砦旧国名加賀
現在地石川県小松市丸内町

関連人物

・前田利常

関連事件

小松城址

<小松城のあゆみ>

小松城の築城時期ははっきりしていないそうですが、戦国時代後期は一向一揆の拠点とされていたそうです。天正7年(1575年)に織田信長の重臣・柴田勝家が攻略し、関が原の戦い以後は前田家の領有となりました。寛永16年(1639年)に前田利常(利家4男)の隠居城として大改修が行われたそうです。
加賀の国には既に前田家の居城として金沢城がありましたが、一国一城令の例外として幕府にその存在を認められたそうです。

小松城天守台

現存している小松城の天守台。急な傾斜の石垣が特徴的です。
この近くに当時の石垣も一部が残されておりました。付近の説明書きによると、小松城は天然の川を堀の一部に利用し、隠居後の余生を過ごす生活のためだけの城ではなく、いざというときは籠城戦でも十分機能する堅固な城だったそうです。

(写真提供:松永弾正殿)

三の丸の跡は、たいへんきれいな公園として整備されております。左の銅像はその公園内にある前田利常の銅像。
最初の像は、太平洋戦争中の金属集めで持っていかれてしまったのですが、戦後に有志の方々が残っていた図面を基にして再建造したそうです。

(写真提供:松永弾正殿)

前田利常銅像

今回の小松城址探検にご同行いただいた真下昌景殿、松永弾正殿にこの場を借りて御礼申し上げまするm(_ _)m

探検日:2003年7月19日

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