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時代区分明治時代分類区分その他旧国名相模
現在地神奈川県横須賀市稲岡町82−19

関連人物

・東郷平八郎

関連事件

・日本海海戦

戦艦三笠

戦艦三笠は、1904年(明治37年)2月から始まった日露戦争で、東郷平八郎提督率いる日本の連合艦隊の旗艦となり、活躍した戦艦です。特に、事実上の最終決戦となった日本海海戦での戦功はすばらしく、ロシアのバルチック艦隊を壊滅させて勝利を飾っています。日露戦争の勝利がもたらした影響は様々ですが、この戦いと偉業を後世に伝えるために、1926年(大正15年)、多数の資料と共に記念艦として横須賀に保存されました。
1992年(平成4年)6月には、造船史上、価値の高い船として、イギリスの世界船舶基金から海事遺産賞を授与されています。

東郷平八郎提督 銅像

戦艦三笠があるのは、その名も「三笠公園」。拙者は京急「横須賀中央」駅で降りて、徒歩で行きました。途中、米軍基地の前を通り、しゃれた造りの通りを歩いて15分ほどで到着。すぐに、東郷平八郎提督の銅像が見えました。
甲板に上がると、あちこちに赤と緑の印がありました。これは、日露戦争中に三笠が被弾した箇所を示しているそうです。場所によっては、その場で戦死した方の名前も記されておりました。

勝ち戦だったとはいえ、連合艦隊の旗艦として先頭を進んだ三笠は、ロシア艦隊の集中砲火を受けてかなりの被害を被ったそうです。
前部の艦橋には、東郷提督が日本海海戦の間立っていた位置が、足跡の形で残されておりました。艦橋からの眺めはいいですが、砲弾からの遮蔽物はないので、ここに被弾したら命はないでしょう。それでも、艦橋で指揮を取り続けた東郷提督は、やはり只者ではありません。

三笠

一般公開されているのは甲板だけではなく、一階下の中甲板も見ることができました(下甲板の機関室等は土砂で埋まっているので見学不可)。講堂では映画「海ゆかば」の15分ダイジェスト版が放映されていました。この映画を見たことはなかったのですが、かなりの迫力でありました。今度見てみようと思った次第。中甲板は日露戦争の資料が豊富であることはもちろん(日本海海戦については、動くパノラマがありました。)、海上自衛隊の紹介や太平洋戦争中の軍艦などの模型がたくさん陳列されておりました。
拙者は主に日露戦争関連の資料を見ており、同行いただいたBlue殿は熱心に船の模型を見ておられました。この辺、趣味がよく出るところであります。
後部では、参謀達が集まる会議室、司令長官室なども公開されております。こちらの中は、軍艦の中とは思えないほど立派な部屋でありました。

拙者らは、三笠を見るのは1時間程と想定していたのですが、気付いたら2時間半が過ぎておりました・・。それだけ、見所たくさんであります。本気でじっくり気が済むまで見ていたら、全部見るのに4時間かかったかもしれません(^_^;)。

此度の戦艦三笠見学にご同行いただき、いろいろとお世話になったBlue殿に、この場を借りて御礼申し上げまする。

<交通手段>
京急「横須賀中央」駅から徒歩15分ほど。
探検日:2003年5月4日
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