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城・砦選択

大阪城

時代区分織豊・戦国時代分類区分城・砦旧国名河内
現在地大阪府大阪市中央区

関連人物

・豊臣秀吉

関連事件

<大阪城の歩み>

大阪城といえば豊臣秀吉の城として有名です。豪華なその姿は、豊臣家の栄華を反映したものだったことでしょう。しかし、この大阪城も1615年の大阪夏の陣で、豊臣家の滅亡と共に全焼してしまいました。
その後の江戸時代、大阪城は幕府の直轄地となり、元和6年(1620年)から修築工事開始。寛永6年(1629年)に完成したのですが、その36年後には落雷のために天守閣が焼失してしまい、天守閣を持たない城となりました。そして、幕末・明治維新の動乱で多くの建造物が焼失してしまい、大阪城は廃墟となってしまったそうです。
大阪城が再建されたのは昭和6年(1931年)。大阪夏の陣屏風図をモデルにし、費用は大阪市民の寄付金で賄われたそうです。天守閣は鉄骨鉄筋コンクリート造りで蘇りました。第二次大戦で空爆を受け、またしても多くの建造物が破壊されましたが、幸いにも天守閣は残り、戦後は史跡公園として整備が進みました。平成9年(1997年)に大改修が行われ、豪華な装飾が施され、屋内は歴史博物館として整備され、現在に至っております。

さすがに改修された天守閣の外観は立派なものでした。大阪城公園も緑がきれいでかなり広く、隅から隅まで散策しようとすると、1日かかってしまうかもしれません。拙者が訪れたのは4月末でしたが、快晴で初夏のような陽気でありました。人も多かったです。
天守閣の登閣料は大人600円、中学生以下は無料となっております。天守閣の中は本格的な歴史博物館になっており、大阪城の歴史はもちろん、大阪夏の陣屏風図の解説や、秀吉の生涯を紹介した「からくり太閤記」、約300体もの人形を使って真田幸村隊と松平忠直隊の激闘を描いた「ミニチュア夏の陣」など、見ごたえあるものが豊富でした。
体験ものとして、土日祝日は300円で兜(秀吉と幸村の)と陣羽織の着用サービスがあります。試してみたのですが、拙者の頭が大きいのか、兜が小さいのか、かなりきつかったです。また、係りの人は兜の緒の締め方をあまり知らないようです(たまたま知らない人にあたったのかもしれませぬが)。どうせやるなら、もっと本格的にやればいいのに・・。と思った次第。

<交通手段>
大阪城公園に入るには、JR環状線・森之宮駅からすぐです。が、天守閣までは徒歩で10〜15分はかかったと思います。
大阪城公園は広いので、最寄り駅は他にもある模様。

探検日:2003年4月29日
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