時代区分 | 戦国時代 | 分類区分 | 城・砦 | 旧国名 | 摂津 |
現在地 | 大阪府高槻市城内町3−10 | ||||
大阪府指定史跡(昭和25年5月指定) | |||||
関連人物 | ・和田惟政 ・高山右近 |
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高槻城の歴史
高槻城が初めて歴史に登場するのは14世紀前半のこと。入江左近将監春則(いりえさこんのしょうげんはるのり)という人物の居城となっていたそうです。
時は流れて永禄12年(1569年)、和田惟政(わだ これまさ)が城主となりましたが、元亀4年(1573年)には、キリシタン大名として有名な高山右近(たかやま うこん)が惟政の後を継いだ惟長を追放し、城主となりました。右近が明石に移封された後は、豊臣氏の直轄地に、続いて徳川氏の直轄地となり、大坂夏の陣以後は内藤・土岐・岡部などの譜代大名が入れ替わって入城しています。慶安2年(1649年)、永井直清(ながい なおきよ)が3万6千石で入城し、明治維新まで13代にわたって永井氏が治めていました。
明治7年(1874年)、鉄道敷設の為に高槻城は破却され、今では城跡公園になっています。昭和50年に行われた発掘調査によると、地中に城の遺構が残されているそうです。
左は城跡公園に建っている高山右近像。右は、付近の教会に建っている高山右近像です。 |
管理人の感想
ほぼ公園になっているので、城を感じさせる建築物はありません。公園内に造られた石垣(たぶん復元ではないです)ぐらいでしょうか。公園の周囲には、「○○門址」という標識がところどころに立っています。
城跡公園よりも、公園の北側にある「しろあと歴史館」の方が見応えがあるかもしれません。一部ガラス張りになっている床の下には、城の土台部分が復元展示されていたり、高槻城の絵図と復元模型、淀川水運の歴史なども紹介されております。特別展を除けば無料で入れるので、オススメです。
あと、城跡公園内に「歴史民族資料館」という名前で江戸時代の町屋が移築復元されています。農具や漁具などが展示されている他、畳の上に上がれます。こちらも入館無料になっているので、訪れた際には寄ってみるといいと思います。