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柳生の里

時代区分織豊・戦国時代分類区分その他旧国名大和
現在地奈良県奈良市柳生町

関連人物

・柳生一族

関連事件

柳生石舟斎はじめ、優れた剣豪を輩出した柳生一族の本拠地・柳生は奈良県の北東、県境に位置しております。柳生に行くには、奈良公園から北東の山道を越える道と、北の笠置山から山道を南下する道などがありますが、いずれも険しい道のりでなかなか大変です。昔はもっとたいへんだったことでしょう。山中の秘境、と言ってもよいかもしれません。

柳生藩家老屋敷

柳生藩家老屋敷

この武家屋敷は江戸時代後期に柳生藩の家老となった小山田主鈴しゅれいの邸宅で、嘉永元年(1848年)6月に上棟されたもの。米蔵などの付属施設は撤去されているのですが、主屋は創建当初の形をとどめております。
昭和39年(1964年)に作家・山岡荘八氏の所有となり、しばしばこの邸宅に滞在して小説の構想を練ったとか。山岡氏の死後、邸宅は奈良市に寄贈され、昭和56年(1981年)11月1日より一般公開されております。

拙者がここに到着したのは既に夕方。17時を回っていた頃なので、閉まっておりました・・。。無念。

柳生陣屋跡

柳生陣屋跡

小高い丘の上にある柳生陣屋は、柳生宗矩が父・石舟斎の菩提を弔うために芳徳寺を建立したのち、3年の歳月をかけて寛永19年(1642年)に建築したもの。しかし、延享4年(1747年)に火災で全焼してしまい、仮建築のまま明治維新で廃藩となりました。
現在は史料を基にして公園として整備されております。

この頃は既に辺りは闇に包まれつつある時でした。明かりはほとんどないので真っ暗です。写真は夜景モードで撮影したもの。

今回は突然の思いつきで下調べもほとんどなし、おまけに夕方到着ということで、あまりよく見ることができませんでしたが、柳生の里の雰囲気を感じることができました。次の機会はもっと早めに来て芳徳寺などもじっくり見てみたいです。
此度の柳生の里探検にご同行いただいた兵糧奉行様にこの場を借りて深く御礼申し上げまする。

<交通情報>
・駐車場は柳生陣屋跡の下に神社の駐車場がありますが、他にもあるかもしれません。
・鉄道は通っていません。奈良からバスで1時間ほどかかるそうです。
探検日:2003年10月4日
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