第19回 ふくい春まつり 越前時代行列

BGMと共に門が開き、お市の方隊はゆっくりと進み始めました。昨年同様、沿道は観客で溢れておりました。今回でお祭り参加は12回目になる拙者ですが、武者震いを覚えたことをしっかりと記憶しております。今年は目の前にお方様が乗る山車がないため、前方の様子がよく見えました。部隊ごとの間隔はかなり空いているのですね。
春にしては少し暑い日差しの中、行列は特に問題もなく(この時は、そう思っておりました)進み、特設ステージがある足羽河原に到着。拙者は役柄上、他の人ととは少し離れて、お方様が乗っている乗り物のすぐ後ろで待機しておりました。拙者の後ろには3人の姫君が並んでおります。もちろん、姫君は注目の的となっておりました。
前方の部隊がステージ上で口上を述べるなどのパフォーマンスを終えると、い最後にお市の方隊と主役の柴田勝家隊がステージ前に移動します。意外な展開はここで起こりました。移動前に係りの方がこう尋ねてきたのです。
「この子たちと一緒にステージに登るのですか?」
拙者
「いえ、特に何も聞いていないのですが・・。登った方がいいですか?」

係りの方は、他の係りの方と相談してきて、拙者にこう告げました。
「ステージ上にこの子達の椅子が3つ並んでいるので、一緒にステージに上がってください。」
拙者心の声
(おお!?これは意外な展開!でも、この方が面白そう(^o^))

というわけで、拙者もステージに上ってしまうという意外な展開!
3人の姫君が腰掛ける床机の横に立ち膝をついて、侍しております。

(写真提供:みくろ殿)

柴田隊から、柴田勝豊殿ステージ上に上り音頭をとって観客のみなさんと一緒に勝ち鬨をあげます。その後、武者隊はステージ前から両脇にはけます。左にはける柴田隊の真下殿からは励ましの眼差しを、右にはけるお市の方隊の弾正殿からはうらめしそうな眼差し(^_^;)を受けとり、ステージ上に残る拙者と3人の姫君。そして、ステージ脇から石原良純さん扮する柴田勝家公とお市の方様が登ってきました。これから何が始まるのか?そして、拙者はどうなるのか?
まず、司会の鎧武者が勝家公にインタビューです。
河原の桜は残念ながら葉桜だったこと
途中で愛馬「マドンナ」が暴れてしまったこと
などなど、ハプニングを笑い話に変えて観客を湧かせます。さすがはタレントさんですね。

突然、くら〜いおも〜いBGMが流れ、場の雰囲気は一変します。
ステージ脇から、顔色の悪い怪しげな武者が現れました。黒いマントに南蛮胴という姿のその武者は・・・

織田信長公の亡霊!!



(写真提供:真下昌景殿)

勝家公の主君にあたるお方ですが、明らかに歓迎する雰囲気ではありません。信長公は手紙を突きつけました。司会の鎧武者が受け取って読み上げるには
「勝家よ、お前はこの越前で何を見つけたのだ?返答次第では斬る!!
そうはさせるか、と司会鎧武者は刀を抜いて斬りかかりましたが・・・

  結果はこの通り。(写真提供:真下昌景殿)

拙者心の迷い
(さて、拙者はどうしよう??

1.迷うことなど無し!刀を抜いて亡霊に斬りかかるべし!!
2.主君を守るのが武士の務め!勝家公の前に立ちふさがり、亡霊の進路を阻むべし!!
3.今の役目は3人の姫君の護衛!姫君の前に立ちふさがって、亡霊の攻撃に備えるべし!!)
個人的には3番の行動が妥当なところかと思ったのですが、この時拙者は右手にのぼりを持っていたのですよね・・。抜刀するにはのぼりを一度手放さねばならない状態でありました。
(アドリブで突然拙者が出ていったらかえってややこしくなるのでは?)
とも思ったゆえ(常識といえば常識ですが)、少し前ににじり出て、左手の親指で太刀のつばを押し上げて、と微妙な演技になってしまいました(^_^;)
この緊迫した状況を打開したのは、お方様でありました。
・・・・
・・・
いかん、肝心のお方様の台詞を失念してしまった・・・

ええっとですね、要するにお方様と勝家公は福井にかける熱い思いを信長公に伝え
それを聞いた信長公は納得し、刀を納めてステージから下がる
という結末でありました。

こうして、無事に越前時代行列も終了です。名残惜しくはありますが、お世話になった方々に挨拶をして解散となりました。
関係者の皆様、お疲れ様でした!!

謝辞
今回共に参加した真下昌景様、松永弾正様、みくろ様、いろいろとお世話になりました。まことにありがとうございます
m(^_^)m
写真撮影に了解いただいた楊柳様・お面売りのお二方もありがとうございます(^o^)。
また、去年も会った方、今年初めてお会いした方含めまして、皆様ありがとうございました。
最後に、今回の越前時代行列の企画・運営に携わったふくい春まつり実行委員会とその他関連団体の方々に深く御礼申し上げまする。


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