岩石城まつり

第15回 2005年10月16日

 武者行列は、本陣隊を先頭に、岩石城隊、豊臣隊の順で進み始めました。総勢は60〜70名ほどでしょうか。本当にきれいな青空の下、遠くに少しずつ色づいてきた山々を眺めながら、ゆっくりと進んでいきました。添田の町は初めて来た場所なので、行列が町のどこをどう進んでいるのかわかりません(^_^;)。見物のお客さんはまばらにしか見ませんでしたが、その理由は「会場に集中しているから」だったんですね。行列の終点は学校の校庭だったのですが、校庭には出店が並び、これから始まる合戦劇の円形会場の縁には、お客さんがズラリと並んでおりました。

こちらは大学生のよさこいチームです。
戦の前に、皆の士気を高めてみせましょう、ということで、踊っていらっしゃいました。
ちなみに、写真右「本陣隊」の旗の左に見える方は、甲冑着用でカチャカチャ音をたてながら踊っていらっしゃいました(驚)
甲冑着用でも踊れるものなんですね。
ちなみにこの踊りは、盆踊りをアレンジした作品になっておりました(^-^)

そしてこちらは婦人会による本当の「盆踊り」です。

この後、いよいよ合戦劇が始まります・・!!

 今からおよそ420年前のこと。天下の半分を制覇した豊臣秀吉は、ついに大軍を率いて九州に上陸しました。薩摩の大名・島津氏を筆頭とした反秀吉軍は、上陸した秀吉軍を迎え撃ちましたが、多勢に無勢であり、次々と城を落とされてしまったのです。ここ添田の岩石城は、堅固な城として有名でした。岩石城も、大勢の秀吉軍の激しい攻撃に晒されることとなったのです。

岩城隊と豊臣隊が向かい合い、緊張感漂う雰囲気の中、最初に現れたのは秀吉軍の「物見」!
なんと、馬の代わりに箒にまたがった足軽さんです(笑)
これには、武者もお客さんも大笑い(^o^)
箒の頭に、紙で作った馬の顔がついているのが、なんとも可愛らしい(笑)

ちなみに、拙者は
「飛ばねぇ足軽は、ただの足軽だ。」
というセリフを連想してしまいました。
箒 → 魔女の宅急便 → 紅の豚 → 名セリフ
という流れです(^-^)
飛躍し過ぎ??

前列手前が拙者です      残念!拙者は左の写真にいます

そして登場するのが両軍の鉄砲隊!
1列横隊の豊臣鉄砲隊に対して、岩石城隊は前後2列の隊列を組んで発砲!

さて、ここで問題です。拙者はどこにいるでしょうか?
答えは、写真の上にマウスを静止させて見てください。

岩石城でも、やはり最強部隊は「こども隊」でした(^-^)
豊臣の精鋭といえども、こども隊の手にかかればなんのその。ご覧のとおり、滅多打ちにされて撃退されてしまいます。

「痛!痛いって!ひょえ〜〜〜助けて〜〜」
こんな声が聞こえてきそうです(^_^;)

そして今度は名のある武将同士の一騎打ち!
豊臣の武将は、刀の代わりになんとハリセンを装備(笑)
このハリセンは「妖刀・まさむね」と銘打ってあるそうです(笑)

この戦いは引き分けに終わり、劇はフィナーレを迎えます。

両軍が整列する中、大将同士の談判で和睦が決まり、戦いはここで幕引きとなりました。
劇中の写真は、左京亮さんに撮影していただきました。まことにありがとうございます
m(_ _)m
(「本陣隊」は、劇には一切参加せず、ステージ前で見ていただけだったんです。)

この後、抽選宝クジ大会と餅撒きが行われました。実は、行列参加者にも受付の時に「クジ」が配布されたんですよ。そのクジの当選番号が、ここで抽選されたわけです。拙者は、期待に胸を膨らませてウキウキしておりましたが、結局ハズレでした(涙)。左京亮さんは見事に当って、「甘酒」(だったかな?)を獲得されました。
どうでもいいことですが、拙者は甘酒がけっこう好きなんです、ハイ。
と、ホントにどうでもいいですね。スミマセン。

こうして、武者行列は順次バスに乗って解散となりました。左京亮さんとS殿と拙者でバスを待っていたところ
「300円で馬に乗せてくれますよ〜」
という情報をキャッチしました。
左京亮さんと拙者、こんなに稀な機会を見逃すわけがありません(笑)
早速、馬のところまで行って乗せてもらいました\(^O^)/!!

少しだけですが馬に乗れる拙者。
以前からずっと、騎馬武者をやりたいと願っておりましたが、この日突然その願いが叶うことになるとは・・・!!

まったく思いがけない幸運だっただけに、顔ニヤケまくり(^_^;)
騎乗した距離と時間はわずかでしたが、自分で手綱を持って乗るのはやはり気持ち良かったです(^-^)

(写真撮影:左京亮殿)

続いて左京亮さんが騎乗。
左京亮さんは、以前に乗馬経験があるゆえ、自ら手綱を取りました。乗馬技術は拙者よりもだいぶ上の左京亮さんは、やはり騎乗姿勢が綺麗でしたね(^-^)

「もう一周乗せてください!!」
と言いたくなりましたが、帰りのバスの時間もあるので、今回はこれにて終了となりました。
いや、でも楽しかったです(^-^)

馬に乗ってたため、拙者らは最後に体育館に戻りました(^_^;)
帰りには、記念品を頂きました。まことにありがとうございます
m(^-^)m

これで、最初の九州の武者祭りは終わりです。本当にいい天気の中、馬にも乗って、本当に楽しい1日でした(^-^)
さて、これからじっくり九州の祭りを攻略していくとするか!!
さらば、岩石城!!またいつか参ろうぞ!!

<謝辞>
左京亮殿
祭りの最中はもちろん、行き帰りにもたいへんお世話になりました!帰りに食べたラーメンは美味しかったです(^-^)
劇の写真もありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします!

(仮名)殿
謙信公祭以来、ちょうど2ヶ月ぶりでしたね。ちょうど今はお忙しい時期だと思います。がんばってください。
また、どこかの祭りでお会いしましょう!

最後に、此度の岩石城まつりの企画・運営に携わった添田町役員の皆様、丸竹産業の皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。


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