長岡京ガラシャ祭は、京都府長岡京市(京都の南西。大阪と京都の間ぐらいに位置する)で開催される細川ガラシャが主役の輿入れ行列が主のお祭りです。ガラシャは戦国時代に悲劇的な生涯をおくった女性の代表例として挙げらられることが多い人物ですが、このお祭りでは、夫である細川忠興(ほそかわ ただおき)のもとに嫁ぐ、めでたい輿入れ行列を行っております。
して、今回の拙者の役は「家臣」。行列に付き従う無名の家臣役・・・のはずだったのですが、説明会に参加したら意外な展開に・・。その結果、ガラシャ側の親族の一人、「明智弥平次(あけち やへいじ)」の役を頂きました(^o^)。明智弥平次(明智秀満)は、明智光秀の甥であり、娘婿と言われており、明智一族の中でも武勇に優れた武将だったそうです。「明智左馬之助光春」の名前で、琵琶湖を馬に乗ったまま泳いで渡ったという武勇伝でも有名な人ですね。
これまで参加してきた、鎧兜を身にまとった勇壮な武者行列や合戦劇の祭りとは一味違う「輿入れ行列」。きっと華やかな行列なんだろうな・・と期待しつつ(^_^;)、此度も元気に参加してきました!!
今回の「明智弥平次」さんはこちら。 |
おっと、そうそう。輿入れ行列の主だった参列者を紹介しておかねば!
<輿入れ行列・婚礼の儀 参列者の表>細川家 | 明智家 |
新郎:細川忠興 |
新婦:明智玉(細川ガラシャ) |
新郎父:細川藤孝(ほそかわ ふじたか) |
新婦父:明智光秀 |
新郎母:細川麝香(ほそかわ じゃこう) |
新婦母:明智煕子(あけち ひろこ) |
重臣:松井康之(まつい やすゆき) |
新婦義兄:明智弥平次 |
新婦侍女:清原マリア |
以上、9名。けっこう多いですな〜。
輿入れ行列終了後、この9名で婚礼の儀が執り行われるのであります。
さて、一番乗りで集合場所の体育館に集まっていた辰之進殿、同田貫殿、拙者。 |
しばしの間、3人で剣劇の練習をしたり(←今回は披露する機会はないですが)、殺陣と剣術の違いを論じて実践してみたりと(笑)、他の参加者の方は大人しく座って待っているのに、はしゃぐはしゃぐ(笑)。それにも飽きたら一足先に外に出て、まだ準備中のフリーマーケット会場を見て回ったりと、かなり気楽に楽しんでおりました。こうやって自由に遊べるのも、スタッフの方々や裏方さんが仕事をしていてくれるからなのです。
今回知り合った松井康之役の、松井康之殿と(笑)。 |
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お!お御輿も登場です。 |
中学生らしきブラスバンド部も練習に余念がありません。 |
江戸時代の武家の奥方様みたいな人がいる・・と思ってお尋ねしてみたら、桂昌院(けいしょういん)様(徳川5代将軍・綱吉の生母)でした。 |
輿入れ行列には、かわいらしいお子さんも参加しておりました。 |
今回の主役、細川忠興様と明智玉様。 |
と、こんなかんじで、長岡京ガラシャ祭は多くの参加団体が集まる複合的なお祭りなんですね。拙者自身は見ておりませぬが、13日の前日祭には、ガラシャを主人公とした市民手作りのオペラ(ホールを使って、オーケストラ演奏もあるらしいです(驚)!!)が上演されたり、勝龍寺城やその周辺の広場でいろいろな催し物が開かれていたりと、市がかなり力を入れている様子が窺えました。