九州の歴史祭り第三段は、2006年2月12日()、熊本県は三加和(みかわ)町で開催された「戦国肥後国衆まつり」となりました。今年で29回目(来年はちょうど30回目!)を迎えるこの祭りの題材は、天正15年(1587年)肥後国衆一揆です。

肥後国衆一揆」とは。

簡単に言うと、豊臣秀吉から肥後を与えられた佐々成政に対抗した和仁(「わに」と読みます)一族らの反乱でしょうか。言い換えるなら、「中央に対する地方の反乱」とも言えるかもしれません。
 そんな歴史的な背景を持つ三加和町で開催される「戦国肥後国衆まつり」は、2月に行われる町を挙げての大イベントであるそうです。参加者の多くは地元・三加和の方がほとんどであるそうですが、近年では町外・県外の人にも参加の幅を広げています。「ゆるりの集い」からは、左京亮さんと拙者が参加予定となりましたが、左京亮さんは仕事の都合で参陣できない、ということに(涙)。
(今回は単独での参加か〜・・)
と、少し寂しさを感じていたところ、三加和町から送られてきた参加者名簿に、昨年お会いした副島源太殿の名を発見。副島殿とは、ほぼ4ヶ月ぶりの再会となりました(^-^)

 まず一週間前の2月4日(土)の夜、三加和町公民館にて説明会に参加。係りの方から説明を受け、一昨年(2004年)の祭りのダイジェスト版のビデオを見てイメージを掴んで、解散となりました。そして、前日11日(土)の夜に、公民館前の広場(←本番の会場です)にてリハーサルを実施。九州とはいえ、2月の朝晩はまだまだ寒いのですが(>_<)、この日は昼に降った雨のせいか、湿気があって寒さは幾分和らいでおりました。

前夜リハーサルの様子。照明と焚火に照らされて、オレンジ色になっています。
ここで、明日の合戦劇の流れを確認し、立ち回りの対戦相手と簡単な打ち合わせを行いました。夜の屋外なので少々寒かったのですが、本番の会場を使ってのリハーサルだったので、舞台の広さや位置関係が理解しやすかったですね(^-^)

 リハーサルが終わった後、丸竹産業戦国村の小幡支配人と徳丸副店長、副島殿に拙者の4人で宿に集まって前夜祭!丸竹さんから見た祭りの背景や、今後のビジョンなど、薩摩の美味しい焼酎と福岡の明太子をつまみながら、歴史祭り談義に花を咲かせました。そのさなか、仕事で参加できなくなった左京亮さんから応援メールをいただき、4人の士気は上昇(笑)

 そんなこんなで時は過ぎ、本番の12日(日)を迎えました。


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