小田原北條五代祭りは、毎年5月3日の祝日に行われている大規模な武者行列であります。テーマはもちろん戦国大名・北條氏(一般には「北条」の字をあてますが、小田原ではたいがい「北條」と表記されている模様。このページでは「北條」で統一します。)!北條氏は下克上の先駆者と言われた初代・北條早雲を先頭に、二代・氏綱、三代・氏康、四代・氏政、五代・氏直と、約100年間にもわたって関東地方の有力戦国大名でありました。
去年から関東行きを計画していた拙者は、ついでに史跡巡り&お祭り参加も含めて時期を考えたところ、ゴールデンウィークの連休中ということになり、それならついでに小田原にも行こう!ということで、一般公募に応募して参加してまいりました。(ちなみに、参加費は3000円。衣装代の一部負担だそうです。)
事前に送られてきた案内によると、今回の拙者の役柄は「四代・北條氏政隊 八王子城主・北條氏照麾下の槍衆」とのこと。北條氏照は四代・氏政の弟。文武に優れ、兄・氏政のよき相談役であったと言われております。歴史祭り参加5回目となる今回も、楽しみにして行ってきました。今回は晴れますように・・!!(これまでの雨天率、50%・・)
午前6:10頃 |
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9時半頃、集合場所のスポーツ会館で拙者と同じく一般参加で応募した真下昌景殿と再会。真下殿は、初陣の賤ケ岳以来ずっと、拙者の参加レポートに登場している強者であります(赤穂の時は見物&撮影に来ていただきました)。 |
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一番最初の着物と袴の着方が、一番わからないのであります(汗)。祭りごとにちょっとずつ違うゆえ、なかなか覚えられませぬ。 |
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早めに着付けが終わった拙者ら。天気もいいゆえ、小田原城の本丸で弁当食べましょう、ということになり、スタッフの方に問い合わせてみたところ「十分時間ありますし、いいですよ〜。でも、集合時間までには戻ってきてくださいね。」とのこと。こうして、二人の緑足軽は弁当片手に小田原城本丸へ向かったのでありました。意外なことに、途中で写真撮影を頼まれました。二人ともただの足軽なのに・・・。せっかくの足軽だったゆえ、男の子に刀を持たせてあげて、拙者らが斬られるという構図で撮った次第。 |
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本丸には手作り甲冑隊「うさぎ塾」の方も多数いらっしゃいました。自分達の作品を披露するだけでなく、観光客への兜着用サービスを行っておりました。彼らが着ている甲冑、たいへん鮮やかですがもちろん手作りであります。なんでも、ボール紙を使って少しずつ少しずつ丁寧に作るそうです。特殊な技術などは不要で、小学生でも立派な鎧兜が作れるそうです。ただし、制作期間は半年ほど、凝ったつくりの大鎧になると2年もかかるとのこと。 |
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さて、そろそろ集合時間ゆえ、スポーツ会館に戻りましょうぞ。入り口付近は左上写真のように武者と旗でいっぱいになってきました。それにしても今日は暑い!今年の連休は日ノ本全国的に好天で、初夏の陽気でありました。こういう時、扇子なんかがあるとたいへん役立ちまする。右上写真は、初陣だった「賤ケ岳天下とりまつり」でもらった白扇で涼んでいるところでござる。 中にはこんな方も・・。顔を白く塗ってサングラス。兜のかわりに一時期話題を集めたアザラシ「たまちゃん」(?)のぬいぐるみを頭に巻きつけていらっしゃいました。う〜〜ん、これはありなんだろうか・・(^_^;)? 正午の頃合。準備が整い、一行は小田原城の銅門(あかがねもん)広場に集合。二の丸広場で行われる出陣式に臨むため、続々と出発していきました。 |
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こちらは行列の先頭を進む、ボーイスカウト、ガールスカウトの風魔忍者隊であります。「かわいい〜☆」と評判でありました(^o^)。 |
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(写真提供:真下昌景殿) 拙者自身はこの光景を見れませんでした・・・(残念) |
北條太鼓が勇ましく鳴り響く中、行列は大勢の観客がひしめく二の丸広場に入陣しまする。城主と姫、旗持ちの方はステージ上に残り、その他の武者組はステージの両脇に整列して出陣式に臨みました。拙者が並んだのは、ステージからはかなり遠いところ。旗と人でステージ上の様子はさっぱりわかりませんでした(^_^;)。 |