佐倉・時代祭り

第7回 2005年5月1日

 佐倉市は千葉県の北部に位置する町です。隣には、国際空港で有名な成田市があります。佐倉が歴史上の表舞台に立つことはあまりなかったかもしれませんが、徳川幕府体制において佐倉藩は譜代大名の藩であり、有名人物として、大老に就任した堀田正俊、幕末に活躍した老中・堀田正睦は佐倉の藩主でした。また、順天堂大学の礎を築いた蘭医・松本良順は佐倉の出身であり、津田塾大学を開いた津田梅子は佐倉藩士の娘だったそうです。また、佐倉城跡には立派な国立博物館が建っており、3軒の武家屋敷が現存しております。このように、歴史的な縁の深い町なんですね。
 佐倉・時代まつりでは、参加費徴集制で時代行列参加者を募集しておりますが、少し前から肥前守左馬之助殿の活躍により、自前甲冑での参加も受け付けてくれるようになったそうです。そういうわけで、今年の拙者のGW祭り第一弾は佐倉に決定!自作甲冑をスーツケースに詰め込んで、参加してきました!


 集合場所は、佐倉藩主であった堀田家の別邸(?)「旧堀田邸」でした。表示では、駅から歩いて15〜20分ほど、となっていたのですが、甲冑入りのスーツケースを引いているうえに道に迷ってしまい(笑)、だいぶ遠回りをして40分近くも彷徨ってしまいました(^_^;)
 着付け場所にて、石和でもお会いした肥前守左馬之助殿、米屋繁霞殿、マコ殿、松永弾正殿、紀州以来の顔合わせとなった真下昌景殿、そしてかなり久しぶりの殿と再会しました。皆様、お元気そうで何より(^-^)・・・
と思ったら、米屋殿は珍しく元気なさげです。聞いてみたところ、連続夜勤でかなり疲れていたそうです。お仕事、お疲れ様でしたm(_ _)m
 そうそう、ここでちょっと意外な出会いがありました!拙者の甲冑と同じ、うさぎ塾指導の甲冑が4,5領ほど飾られていたんですよね。着付けを終えてから(これって、拙者の鎧と同じ型からできてるな〜)と思いつつ眺めていると、作製者の方々もそれに気付き、意外なところで自作甲冑談話となりました(^o^)。残念ながら写真はありませんが、鮮やかな柄の綺麗な鎧でした。

今回は見学の上杉播磨守定景殿。
え!?見学!?
その装いでは、どこからどう見ても参加者であります(笑)

ちなみに、上杉殿の前立ては特急列車のツバメに由来しているそうです。
拙者、そう聞くまでカタカナの「ヨ」だと思っておりました(^_^;)

一番左の肥前守左馬之助殿、凶器として名高い(笑)長大な三日月の前立てです。
その隣のマコ殿も自前甲冑で参加していらっしゃいました。拙者は初めてマコ殿の自前甲冑を拝見しましたが、かなり似合っていらっしゃいましたね(^-^)
そして、周囲に衝撃を与えた松永弾正殿は謎の冠装備で出陣。後で聞いたところによると、巴御前をイメージしていらっしゃったとか。
一番右の拙者は、鍬形がピカリと光っておりますが、決して加工したわけではありませんぞ〜(笑)。後光がさしているのです
(そんなわけないか(笑))

「美女二人に是非とも写真を・・・」
と懇願して撮ってもらいました(^o^)
克殿の陣羽織を強奪して借りて参陣した米屋殿、この時既に睡魔と交戦中でした(笑)

写真左上に写っているのは白拍子姿の女性です。彼女達も綺麗でしたね(^-^)

今回は鉄砲足軽役の真下昌景殿。
真下殿は自分の甲冑(もしかしたら、例の秘蔵の甲冑・・?)で参加されると思っていたゆえ、足軽姿を見て(ありゃ?)と思いました。
鉄砲足軽真下殿は、今回は主に写真撮影で活躍されておりました。

 今回は新たな出会いもありました。銀箔の一の谷兜を所有していらっしゃる虎之助殿です。後ほど、写真で紹介させていただきますが、本当に見事な兜です!
 さて、参加者にはお弁当が配られ、出発まで旧堀田邸でお食事タイムとなりました。庭の芝は刈り取って整備されており、本当に綺麗な公園のようになっていました。ここに、鎧武者や白拍子や、大名行列、新選組&新政府軍など、異なる時代人々が集まった風景はなかなか見事でした。拙者の経験で言うと、福井の「越前時代行列」に似た雰囲気がありました。
 さて、お昼休憩が終わったらいよいよ行列出発です。出発前に参加者が整列し、開会式が行われました。そうそう、今回はマラソンで有名な小出監督と、大場選手、鈴木選手がゲストとして参加していらしたのですよね。この時まで、すっかり忘れておりました(^_^;)

出発前の景気付けに・・。
スーツに派手な陣羽織、というお祭り独特の恰好の委員の方の挨拶が終わった後、鉄砲隊による火縄銃の演武が行われました。

ズガァ〜〜ン!!
と、一発気分爽快ですじゃ(笑)
ちなみに、こちらの鉄砲隊は地元・佐倉の鉄砲隊です。まだ、結成から間もないために、隊員は4名しかいないそうです。

 さて、そろそろ出発進行!!


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