関が原の戦いから、およそ400年の月日が流れました
 この戦いで勝利を収めた徳川家康は
 その天下人たる地位を磐石のものとするため
 大坂城に残る豊臣秀頼を包囲するかのように
 山陽から畿内、東海に至る重要拠点に城を築いていきました
 そのうちの一つとして
 家康の重臣・井伊直政が築いた
 ここ、滋賀県の国宝・彦根城
 2007年は築城400周年ということで
 市を挙げて、築城400周年祭が開催されています
 その一方で
 人々の記憶から失われてしまった
 佐和山城
 天下の形勢が徳川家康に傾いていくなかで
 あくまで、豊臣家に対する恩義に応えようとした義の人
 石田三成
 今回の歴史祭は
 石田三成が築いた佐和山城を主題とし
 三成とその家臣団の物語を創りだした現代人たちのお話です。