たかとり城まつり 2004

2004年11月23日

 時代行列の紹介役は、去年と同じおじさんでした。拙者らのことはバッチリ覚えていらっしゃいました。
「昨年に引き続き、今年もやって来ていただきました!援軍の皆様でございます!!
今年もあちこちで勝ち鬨をあげていただけることでしょう!!」

なんて紹介を頂きました(^^)
お任せくだされ。
そして、今年はそれだけではありませんぞ〜

今年も、勝ち鬨の口火は真下殿に切ってもらいました。威勢のいい大きな掛け声で観客の皆様と他の参加団体の方、そして、プラカード持ちの少年を驚かせてくれました。真下殿の口上を聞いていて、拙者は「あるもの」が連想されたのですが・・それはレポートの後半にて。

今回パワーアップしたものその3 勝ち鬨

今回、勝ち鬨も一工夫してみました。左写真が、その一場面。
勝ち鬨の音頭をとる人(左写真では拙者)が先頭に立ち、合図を出したら他の人は片膝付きで待機します。
この動作で、観客に「何か始まる??」
と思わせるわけです。
そして、その場に合わせて前口上を述べます。

そして「抜刀!!」の合図で、立ち上がって刀を抜きます。
あとは、今でで通りに勝ち鬨をあげるわけです。
動作がきびきびしていると、きっと見栄えもよくなることでしょう(^^)

勝ち鬨の音頭は3人交替で回していきました
(弾正殿は風邪気味で声が出ない、と今回は控えめでしたね)。
真下殿、碓氷殿も行列紹介役のおじさんと観客の期待に応えるべく(笑)、がんばっておられました。

(左写真)太陽を背にした真下殿。真下殿はもちろん、この写真を撮った方もお見事!
(右写真)初参加の碓氷殿も、采配を振るいました。

そして、いつもの通り、お子様とのふれあいもしてきました(笑)。
面頬装備の拙者を見ても泣かない子は、今のうちにスカウトしておくわけです。
まだ幼子ですが、刀を握れるところを見ると、期待できます(←何を?)

今回初挑戦!! 感謝状

たかとり城まつりの受付業務を担当している夢創館の皆様には、いろいろとお世話になりました。そこで、感謝の気持ちを書状にしてお渡しする、ということを実行してみました。
(拙者の後ろに隠れて見えませんが)碓氷殿から折りたたまれた書状を受け取ります。パサっと書状を開くと、狙い通りに周囲から歓声が上がりました(^o^)。そして、最後はオチもつけて笑いもとれました。
大成功ですね!!

そうこうしているうちに、行列は終点の児童公園に到着しました。今年は、この児童公園にけっこう立派な門が作られておりました。今回の祭りのために建設したそうです。
さて、拙者ら援軍は最後の見せ場に入ります・・・・

弾正ナレーター
「突然ですが、今から我ら援軍の中で武功第一を決める試合を行いたいと思います。つきましては、ご来場の皆様にはご検分をお願いいたします。」

    VS    

弾正ナレーター
「まずは向かって右側〜。日輪の前立てにオレンジと黒の鎧、お髭が似合う越前の武者、真下昌景殿〜〜!!」
紹介された真下殿は、右写真のようなかんじで観客を沸かせました。拙者はそんな真下殿を見ていて、プロレスラーを連想してしまいました(笑)。ちなみに、真下殿はプロレスが好きなんだそうです。
弾正ナレーター
「続いて左側〜。鍬形の前立てに赤鎧、赤いマスクをつけた怪しいかんじの武者は、大和国の住人、山内兵馬殿〜〜!!」
真下殿とは対照的にクールなかんじで決めようと、瞬間的に思った拙者は、扇をスパっと取り出して、ちょっと扇いでまたスパっと戻しました。お客さんの反応は微妙なかんじでした・・残念。

弾正ナレーター
「行司は碓氷雪殿が務めます。」
ペコリと挨拶、碓氷殿。

碓氷雪行司
「それでは、尋常に・・・はじめ!!
合図と共に刀を構える両者。先に斬りかかったのは拙者でした。しかしこの斬撃は真下殿に受け流します。続いて拙者は足元に向かって剣を払ったところを、真下殿が跳躍してかわし、その勢いで拙者の面を撃とうとしますが、これを刀で受け止めました。この間、およそ5秒。
鍔迫り合いの後、いったん間合いをとって離れる両者。
間合いを確認して・・・よし、今だ!!
両者、気合と共に行き違い、振り向きざまに相手の胴を切り払い!
「・・・ぐは・・無念・・」
と、倒れたのは拙者の方でした。真下殿は、勝利をおさめたプロレスラーの如く、観客にガッツポーズを決めておりました。
しかし、勝利の美酒に酔ったのも束の間。
なんと、行司の碓氷殿が背後から真下殿をバッサリ!

弾正ナレーター
「おお〜〜っと、これは意外な展開!!
勝ったのは行司の碓氷雪殿です!
と、いうわけで、武功第一は碓氷雪殿となりました〜!
ご検分、ありがとうございました」


とんびが油揚げをさらったような勝利なのに、観客から暖かい拍手を浴びる碓氷殿。

矢印は、倒れている拙者の一部を示しています。

(なぜだ・・なぜこんなことに・・・)
ぬぉぉ〜〜、納得いかん!!何故行司が勝者になるのじゃ〜〜!?」
そう、それは梟雄・松永弾正が仕組んだ罠なのです。
なので、元凶となった(されてしまった)弾正殿は拙者から一閃を受け
真下殿からは痛恨のドロップキックをくらって、寸劇は幕を閉じました。
ちゃんちゃん♪

行列の時の一場面。後で気付きましたが、密かに後ろから拙者を狙っている碓氷殿が写っております(笑)
やはり・・・

と、こうして我ら援軍の出演は終わりました。
行列紹介役のおじさんから、ねぎらいと感謝の言葉をいただきました。
いえいえ、こちらこそありがとうございますm(^-^)m
そして、このページの写真はすべて徳子殿に撮影、提供していただきました。
誠にありがとうございまするm(^-^)m

<謝辞>
共に参加してくださった真下昌景殿、松永弾正殿、碓氷雪殿、楽しい時をありがとうございました!!
応援&写真撮影係を務めていただいた徳子殿、貴重な写真の数々は誠に感謝です!
そして、今回も快く寸劇披露を了承していただいた、たかとり城まつり実行委員会と夢創館の皆様、ありがとうございました。
m(_ _)m


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