天王山合戦絵巻

大山崎町商工会サンクスフェスタ
2006年10月29日

天王山合戦絵巻2006

 風雲急を告げるBGM・・・・
語り部
『天正10年6月2日。本能寺の変。天下統一を目前に控えた織田信長は、家臣である明智光秀の裏切りに倒された。一方その頃、羽柴秀吉は備中高松城で西の毛利家とにらみ合いを続けていた。本能寺の変を知るや否や、毛利家と和睦し、電光石火の速さで中国地方から大返しを果たし、高山重友・中川清秀らの軍勢を加え、明智光秀と雌雄を決さんと、山崎の地まで軍を進めてきた。』

明智光秀
「秀吉め・・・はや山崎まで軍を進めてまいったか。」
松田政近
「殿!我が軍1万6千に対し、敵は4万!劣勢にございます。ここはいったん陣を退き、態勢を立て直すことが肝要かと・・・」
明智光秀
「ならん!今退いては京を秀吉めに取られる!淀川と天王山に挟まれたこの地であれば、秀吉の大軍を防ぐことができるのじゃ。
政近、そなたは一軍を率いて天王山を取り、山上から鉄砲を浴びせかけてやれ!」
松田政近
「はは!!」

ところがどっこい、天王山は既に秀吉軍の手に落ちていたのです!

松田政近
「天王山がこの戦いの趨勢を決める!是が非でも奪い返すのじゃ!!」

明智軍鉄砲隊、松田政近の指揮にて一斉射撃!!
この後、政近 vs 羽柴軍武者2名(じーや殿、因幡殿)との立ち回りが始まります。

松田政近
「我こそは松田政近!恩賞欲しさに我が首狙うなれば、命を捨ててかかってまいれ!!」
2対1ながらも奮戦する(役の)政近!!
敵の刀を弾き返し、受け流し、受け止め、右に左に大暴れ!!
しかし政近は、羽柴軍鉄砲隊の銃撃を浴びてあえない最期を遂げるのでした・・。
ちなみに松田政近は、山崎出身の武将だったそうです。
政近
「この地に生まれ、この地で果てるさだめであったか・・
殿、どうかご無事で・・・」

松田隊による天王山奪取は失敗。各戦線も大軍の羽柴勢を防ぎきれず、戦況は明智軍にますます不利な状況に。
戦況報告を受ける光秀。戦線離脱を勧める家臣。
家臣に諭された光秀は、再起を図るためになんとか落ち延びようと退却を決意するのでした。

わきで倒れているのは、先の戦いで討死した拙者(^_^;)

落ち延びようとする光秀に襲い掛かる羽柴軍の武者達。
ここで初寸劇にて初主役の雷音丸殿が、初めてとは思えないほど、手数の多い立ち回りを見事に決めてくれました。
最後はじーや監督のお家芸も披露されて観客を驚かせ、光秀の武勇に華を添えるのでありました。

かくして、山崎の戦いは羽柴勢の勝利に終わったのでありました。
居城である近江坂本城まで落ち延びようとした光秀ですが、その途中で土民の落ち武者狩りに遭ってしまいます。
家臣・溝尾庄兵衛の介錯により、光秀は切腹して果てるのでありました。

光秀辞世の歌
「心しらぬ 人は何とも 言はばいへ
 身をも惜しまじ 名をも惜しまじ」

そして、寸劇後のおまけで用意した
「ちびっ子 vs 鎧武者」のチャンバラ大会開始!!
最初は、元気な男の子が数人打ちかかってくるのみ。
拙者も余裕をもって相手をしておりましたが・・・

最後にはこんな満杯状態(笑)

前線で相手をしていた辰之進殿や雷音丸殿、拙者は集中攻撃を受けて退却を余儀なくされるのでありました(笑)

最後の締めは、やっぱり勝鬨。
雷音丸殿の音頭で締めとなりました。
これにて天王山合戦絵巻2006も閉幕です。みなさま、お疲れ様でした〜〜!!

そして
午後から応援に駆けつけていただいた夙丸殿、吉之介殿、ありがとうございました。
m(^-^)m



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