この鎧兜は小田原で手作り甲冑の製作を指導されている「うさぎ塾」にメール指導してもらって作製したもの。基本素材は紙であります。 2003年5月3日、小田原北條五代祭りに参加した時、本丸広場でうさぎ塾の方々が自作の鎧兜を身にまとい、兜の試着体験などされているのを見たのが始まりでした。「特別な技術は必要なくて、小学生でも作ることができる。」という話を聞いて、自分で作ってみようと思いました。製作期間はだいたい半年ぐらい、と聞いておりましたが、やってみると実際にかなり大変な作業で、途中で嫌になったこともしばしば。しかし、途中でやめるのはあまりにもったいないゆえ、毎日毎日少しずつでも作業を進めていき、だんだん部品が組み合わさって形になってくると、一気にペースが進んで完成に至りました。記念すべき第一作目です。
2005年8月の状態 上の鎧は、数々の祭・立ち回りに着用して拙者を守ってもらいました。そのため、あちこちに傷が入ったり歪んでしまったりしてしまいました。着用している以上、傷ついてしまうのは仕方のないことです。 これに、改良・補修・追加を加えたのが左写真になります。
そしてこちらは前立てを「杯」に変えた兜。鍬形に比べると質素ですが、お祭りなどで飲み物を頂く時にサッと受け取れる、という利点があります(^o^)。ちなみに、前立ては小柄なほうが戦国時代らしいみたいです。 「杯」前立てのアイディアは拙者ではなく、ほにゃぢ様です。この前立てが作られた経緯は御本人のホームページでご覧ください。 アイディアと杯を頂いたほにゃぢ様に、この場を借りて御礼申し上げまする。
紙粘土で作った面頬(めんぽう)と喉輪(のどわ)。 見よう見まねで作ったので、文化的な価値はほとんどありません(^_^;) 面頬、喉輪は戦国時代頃によく用いられるようになったそうです。顔と喉を守る重要な役割を果たしていたとか。現代では、面頬装着の武者が子供を泣かせているのをよく見ます。