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城・砦選択

時代区分戦国時代分類区分城・砦旧国名尾張
現在地愛知県名古屋市緑区鳴海町

関連人物

・織田信長ほか

関連事件

桶狭間の戦い

中島砦跡

中島砦は桶狭間の戦いの前に、今川方の城だった鳴海城攻撃の拠点の三砦(他二つは丹下砦・善照寺砦)の一つとして、永禄2年(1559年)、織田信長によって建設された出城です。桶狭間の戦いの詳細については、諸説入り混じっている状態ですが、信長研究には欠かせないとされいる「信長公記」では、清洲城を出陣した信長が、今川本陣に攻撃を仕掛ける直前にこの中島砦に入ったと記されております。
中島砦跡

現在は扇川と手越川の合流地点付近の民家の庭に、左写真の看板がかけられているのみで、砦跡などは何も残っていません。出城ぐらいなら、構築物はほとんど木製・土製だったと思われるゆえ、跡が残らないのは自然なことと思います。
現在の川の位置と約450年前の川の位置が全く同じとは考えにくいですが、「中島」という名前から考えると、当時も川の中州に位置し、川を天然の堀とした砦だったと思われます。

<交通手段>
・扇川と手越川の合流地点付近。最寄り駅は名鉄本線「鳴海」駅
探検日:2003年6月7日
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