第18回 ふくい春まつり

越前時代行列

出発前編

BGM:ねこふんじゃった
composed by リク
幕末明治軍

12:50頃。お市の方隊はおおかた出発地点:福井県庁に到着。
拙者らが到着した頃には、既に先行する音楽隊は出発しておりました。県庁前の広場は歴史装束の人でいっぱいでありました。左の写真はおそらく幕末明治軍の方々。右の笠をかぶっているお侍さんはおそらく大名行列の方で、その間には鹿鳴館婦人も見えます。左の方に見えるのは江戸時代の武士と、新撰組隊士も一人いらっしゃいますね。

消防音楽隊

こちらは出発間近の消防音楽隊「ファイアーエンジェルズ」。その名の通り、鮮やかな洋風衣装で音楽隊のしんがりを務めていらっしゃいました。消防にも音楽隊があるのですね(知らなかった(汗))。

剣豪部隊
宮本武蔵

大河ドラマの影響か、今年の時代行列の先導軍には佐々木小次郎隊が出ますが、その縁で当時の剣豪も登場したようです。「宮本武蔵」「柳生一門」などと書いてあった旗が見られました。左上の写真に写っている僧形の方は、沢庵さんか宝蔵院の槍使いでしょうか。
編み笠をかぶった宮本武蔵殿を発見したゆえ、早速記念撮影してもらいました(写真右上)。
拙者心の声(武蔵様!注釈付きではありますが「五輪書」読んでいますぞ!)

親子ペア

こちらは福井市民から一般公募した「親子ペア」の隊であります。母娘という組み合わせが一番多かったように思えます。母親の方はご覧の通り市女笠。父親の方はどんな衣装だったのでしょう?

外人さんと
馬も登場

(左上)
今回のお祭りでは、外国から来た観光客の姿をちょこちょこ見かけたのですが、参加者の中にも外国の方がいらっしゃいました。しかもこの方は大名行列の侍と、男装でござる。いや、とてもよく似合っていまするぞ。
(右上)
時代行列が進んでいくにつれて、騎馬武者も徐々に出陣していきます。

さて、ここら辺で行列に登場した乗り物を紹介。
大規模行列ゆえ、乗り物の数も多かったのでござる。
こちらは籠でござる。徳川家の葵の紋が描かれていたゆえ、おそらく徳川家の大名役の方が乗ったのでしょう。 こちらは・・・、山車・・でござろうか?これにも葵の紋が描かれた提灯がついていたため、おそらく松平春嶽公がこれに乗ったと思います。
こちらは我が隊の主、お市の方様が三人のご息女と共に乗る山車であります。拙者ら鎧武者の役割はこの山車の護衛なのでござる。 これは輿であります。最初は誰が乗るのかわからなかったのでありますが、後でお市の方様が河川敷に移動する際に乗っておられました。

そしてこちらは牛車ではないでしょうか?会場で馬は何頭か見かけましたが、牛は見かけなかったゆえ、牛が曳いたわけではなさそうでありますが・・。どなたが乗ったのかはわかりませんでした(^_^;)。
ちなみにこの写真の反対側の部分は、黒塗りの表面がよく磨かれていて、鏡みたいに人が映るのでござる。拙者は兜がズレてしまい、頭に巻いた手ぬぐいが兜からはみ出てきてしまったゆえ、その鏡を見ながら兜を締めなおしていたのですが、ちょうどその時二人組の女性が拙者のところにやってきたのでござる。顔を見て日本人だと思ったのでありますが、カメラを持って「シャシン、シャシン」と片言の日本語で話しかけてきたところをみると、おそらく韓国か中国の方かもしれません。遠い異国からのご来訪、ありがとうござるm(^_^)m。シャシンなどお安い御用でありますよ。


曲者め! と、そうこうしているうちに、石垣に登り始める武者が現れてしまいました(笑)。
しかし、登っている途中で背後から槍の一撃を受けてしまって失敗。

さて、そろそろお市の方隊出発の頃かな?と思った時のことでありました。鮮やかで美しい着物を着た女性がスタッフらしき人と共にやってきたではありませぬか。
(!! あの衣装といい、美しいお顔立ちといい、間違いない!)
そう、我らが隊の主、「お市の方」様でござる!拙者は持っていたデジカメの電源を誤って切ってしまいました。慌てて電源を入れ直しました。周囲の人はお方様の登場に気付いていないのか、それとも気付いていても踏み出せないでいるだけなのか。お方様の側にいるのはスタッフらしき人が一人いるのみ。これはチャンス!!
拙者心の声(でもどうしよう・・。もし「嫌です」なんて断られたらショックでござる(T_T))
とも思ったのでありますが、お方様はイベント中ずっと仕事があるゆえ、このチャンスを逃したら次はおそらく無し。
拙者心の声(たけくらべといふこと・・・)
・・・・!

拙者「お方様!拙者と写真を撮っていただけませぬか?」
お市の方様「はい、いいですよ(笑顔)」
というわけで実現できたこの一枚でござる\(^O^)/。

13:30頃。お市の方隊出発の前に、同じ隊の華やかな女性チームにも記念撮影をお願いいたしました。「拙者らと写真をとっていただけませぬか?」と頼んだところ、「え!?」という感じで驚かれてしまったのでありますが、撮ってもらえました。
ありがとうござるm(^_^)m

(左上)
お市の方隊も出発準備のため、隊列を整えます。先頭の旗持ちの後ろは、まず薙刀を持った女武者が進みます。外国人の方もいらっしゃいました。
(右上)
こちらは隊列の後ろにつき従う侍女の方々。

お市の方隊だけあって、女性が多い華やかな部隊でございました。

先頭の旗持ちの後ろに女武者、その次にお方様と茶々・初・江の三人の姫君が乗った山車(上写真)が続きます。この山車を10数人の山車引きの方がひっぱって進むわけでござる。拙者ら鎧武者は山車の後ろを護衛し、その後ろに侍女が続く、という構成でありました。

いざ、出発!

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