第99回 赤穂義士祭

討ち入り300周年記念

3.義士行列

出発前

13:20頃。予定より少し早めに47士は出発地点である大手門前に到着。 大手門の裏側にも、観光客の方がたくさんいらっしゃいました。
係りの人
「それではそろそろ出発いたします!自分の位置を確認して、間隔をとって整列してください!」
拙者の隣は武林唯七たけばやしただしち殿(31)。前は村松喜兵衛むらまつきへえ殿(61)で、後ろは吉田沢右衛門殿。

雪かぶり

今年は300周年記念ということで、出発地点である大手門前・太鼓橋は人工降雪機を使って雪景色にするという演出を行いました。
橋はうっすらと白く雪化粧し、道の両端には雪が少し積もっているという状況。 冬が好きな拙者にはたまらない光景でござった(^o^)!
槍は右脇に抱えて持ち、先端は前の人のかかとに向けるぐらいの角度。
左手は刀の柄を握って準備万端、いざ出発!
人工降雪機が降らせる雪を浴びて太鼓橋を渡り始めました。
(左は雪をかぶる47士の図)

進む表門隊 出発を待つ裏門隊
続々と出発する表門隊
出発直前の裏門隊

こうして、47士は大勢の観客の注目を浴びながら大手門を出発したのでござる。

行進の様子 裏門隊旗  

行列が進む道の両脇には観客の方でいっぱいでありました。カメラ・ビデオ・写真が撮れる携帯などを構える人もたくさんいらっしゃいました。上の写真はその様子でござる。
歩道は人でいっぱいだったゆえ、写真を撮るには車道まで出なければならないという状態でありました。拙者は進行方向右側の位置だったのですが、すぐ右に(手を伸ばせば届くぐらい)観客の方々が近かったゆえ、反応や会話などがよくわかりました。
母親「300年前にね、このお侍さんたちが、殿様の仇を討つために戦ったのよ。」
子供「ふ〜〜ん、そうなんや〜。この人(拙者)はどんな人だったん?」
母親「う〜〜ん・・わからんわ〜」
拙者心の声(( ̄ロ ̄|||))。まぁ、でも拙者も今回初めて知ったゆえ・・。)

とまぁ、これはほんの一例でござる。

行列が千鳥線と呼ばれる通りに入ると、いったん太鼓に合わせて進む演技は終了。この通りでは普通に歩きます。それゆえ、この区間では記念撮影の依頼が最も多かったでござる。
拙者は千鳥線に入って間もなく見物に来ていた真下昌景殿を発見!
拙者「おお、真下殿!よくいらしてくだされた\(^o^)/!」
真下殿「あ、いたいた。(^o^)//」
真下殿は三脚持参でありました。ちょうど拙者も(いい写真を撮るにはやっぱり三脚がいるな〜)と思っていたところゆえ、真下殿の準備のよさに感心。拙者も見習わねば・・!と思いました。

人気の安兵衛 出発はまだでござるかな?

やはり、記念撮影の人気は47士の中でも特に有名な役の方に集中しました。ご家老・大石内蔵助様はもちろん、大石主税殿、高田馬場の決闘で勇名を馳せた堀部安兵衛ほりべやすべえ(33)殿などなどでござる。この間、拙者はちょっと休憩。

刃傷松の廊下
田村邸切腹 討ち入り

こちらは拙者らの義士行列の前を進んだ忠臣蔵の名場面を描いた山車でござる。
これらは全て人が演じており(人形ではなく)、赤穂市役所の若手有志の方々が演じているとのことでした。本格的な衣装と舞台装置は見事の一言に尽きまする!

こちらのページに掲載されている写真は全て松永弾正殿に提供していただきました。

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