石和川中島合戦 戦国絵巻

第25回 2003年開催

お昼の騒動編

さて、謙信公との記念撮影を終えた後、拙者らは小学校の校庭に整列。朝礼台から役員の方が、祭りの流れを一通り説明されました。
役員「ここは山梨なので、残念ながら上杉軍は負けます。」
高校生軍団「え〜〜(不満)」
拙者も「え〜〜(不満)」と心の中では少し思ったのでござるが、まぁ、あまり気にしない。その後、出陣前の儀式である「武蹄式」の練習を行いました。といっても、式に参加するのは謙信公と各隊大将だけなので、副将・足軽はその場で見物。各隊大将は謙信公を中心にして半円形に並び、順番に謙信公から「五沾水」という水を賜るのでござる。

こちらは、毎年参加されている米沢藩稲富流砲術隊の方々。
通常の火縄銃よりも口径が大きい砲を持っていらっしゃいました。なんでも、訓練しないと射撃時の衝撃に耐えることができず、肩を脱臼してしまうこともあるそうです。本番、拙者はこの砲声を腹で感じたのでありました。

掠奪?

武蹄式の練習が終わるとお昼休憩。この頃の天候は「小降り時々曇り」だったゆえ、上杉軍各隊は軒下や木蔭など、少しでも雨の影響が防げるところに移動。弾正隊も木蔭に移動したのでありました。早速、黒龍斎殿が弁当を取ってくるというので、拙者も同行。
弁当とお茶を受け取って引き返してきたら
「野伏の掠奪!!」
と言われてしまったのでござる(^_^;)。確かに、黒龍斎殿がその装いでお茶を脇に抱え、刀を肩に担いでいると、いかにも「奪ってきたぞよ」という感じでありますな。拙者はその手下、といったところでござろうか(笑)?
(写真提供:松永弾正殿)

拾った兜?

戦国談義を交わしながらの楽しいお食事タイムでござる。去年のお弁当はおにぎりだけで、不満が多かったそうですが、今年は「おにぎり弁当」でありました。おかずがついておりまする♪
ところが、またしてもハプニングが・・。何かの拍子で拙者は真下殿の弁当を倒してしまい、おかずを地面に落としてしまったのであります(汗)
「しまった、やってしまった!真下殿、ごめんなさいm(_ _)m」
幸い、弁当は余りがあったのでござるが、いや、まことに申し訳ないm(_ _)m。
足軽をやってみて改めて実感したのでありますが、やはり兜はかっこいい!ものでござる。弁当を食べている間も、隣の真下殿が脱いでおいた兜が気になって仕方ない。
「真下殿、ちょっとだけ兜かぶってもようござるか?」
「どうぞ(^o^)」
ついさっき弁当をひっくり返されたにも関わらず、真下殿は快く了解してくださいました!
ありがとうござるm(^_^)m。
兜かぶってるのに鎧が足軽だと、やっぱりちょっと変な雰囲気。戦場で拾ってきたみたいであります(^_^;)。

さて、お昼を食べ終わったところで記念撮影タイム!この時はちょうど雨もやんで、太陽もちらほら見えてきました。

体育館で偶然お会いした謙信公と。
撮影に応じていただき、まことにありがとうござる。

わずかの休憩時間を縫ってわざわざいらっしゃってくださった米屋殿と。
赤い鎧に赤陣羽織がお似合いでござる。
そうそう、この間に一条殿とガモちゃん殿に弁当の片付けをしてもらったのでありました。中途で任せてしまって申し訳ないm(_ _)m。

橘殿、明智殿、大江殿(当時の名は毛利殿)、拙者の4人。
拙者の中では、橘殿の決めポーズとなっております。

今回も協力してもらいました!三銃士ならぬ四銃士でござる。
この写真を撮影していただいだ横内殿、そして協力いただいた真下殿、一条殿、ガモちゃん殿、ありがとうござる。 m(^_^)m

ついに共演!歴史祭りの先輩・惟新入道様とのツーショットでござる!
歴戦の惟新様からは色々なアドバイスをいただきました。写真の映り方、ファスナー付き巾着など、役に立つものばかりでありました。

昼休憩が終わり、各隊は再び集合して合戦場に向かうのでありますが、事件はここで発生したのでありました。そう、松永弾正失踪事件でござる。
出発直前、役員の方が全員揃っているかを確認するのですが、新発田隊は御大将がいない(汗)。役員の方に「新発田隊〜」と呼ばれて、副将の一条殿が先頭に立って、拙者らが手を上げて答えたのでござるが、肝心の御大将がいないのでござる(汗)。残りの隊が呼ばれて、揃っていることが確認された後も、我が隊の御大将は現れず(大汗)。
役員「○○さ〜ん!体育館の中に鎧着た人いな〜〜い?」
体育館の中に鎧着た人って、うちの御大将でありました。。
それから間もなく御大将が登場。こうして上杉軍は石和南小を出発したのでありました。

上杉軍は合戦場に向かって勇ましく行進!特に高校生の部隊の士気はたいへん高く、勝鬨とも雄たけびともとれる掛け声を出して行進している部隊もありました。道が狭いためか、時々行列は止まって左写真のように渋滞してしまうことも。
この間、隣の橘殿の冗談に笑わせられたり、槍で木の枝をつついて雫を落としたり(あまり落ちてこなかったのが残念)と遊んでおりました。


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