立山連峰をのぞみ自然溢れる富山県大山町では、佐々成政戦国時代祭りを開催しております。この祭りの主人公である佐々成政(さっさなりまさ)は戦国時代を終焉に導いた織田信長の家臣として、各地で活躍した戦国武将でありました。天下布武を進める信長軍団の中で、成政は柴田勝家と共に北陸方面に攻め込み、その手柄で越中の国(現在の富山県)の主となりました。成政は武勇の将というイメージが強いですが、その一方で治水工事に尽力するなど、短い統治期間の間に内政にも力を注ぎ、現在でも地元で親しまれている戦国武将であるようです。
この祭りのメインは参加者が演じる戦国絵巻。前回参加した桶狭間古戦場まつりで、再現劇の面白さを感じた拙者はこのお祭りにも応募したのでありました。そして、配役表が届いてびっくり!拙者が今回承った役は、なんとあの織田信長!さらに、共に参加することとなったお祭り姫(武者?)松永弾正殿は成政の愛妾・早百合姫役を、肥前守左馬之助殿は明智光秀役となりました。拙庵参加レポート7回連続登場となる真下昌景殿と越後のサムライダーやーたろー殿は鉄砲隊に配属。
自分が信長公役となったことを知ったときは、(拙者に務まるのだろうか・・?)と不安に思いましたが、多くの方々から応援と祝福をいただいたこともあり、(滅多にできない役なのだから、悔いが残らないように一生懸命がんばろう!)と考え直し、早速届けられた台本を読みにかかったのでござる。(ただし、台詞や語りなどは予めテープに録音しているものを流すため、出演者が台詞を覚える必要はなかったのですが・・)さて、歴史祭り参加7回目。劇参加は2回目となる今回、何が待ち受けているのでござろうか?
さて、今回のお祭りもメインは時代劇ゆえ、事前の練習が必要となりまする。事前練習は前日の夜と、本番当日の午前からお昼にかけて行い、夕方から武者行列・戦国絵巻本番という流れでありました。前日夕方に到着した頃には、すでに舞台はほぼ設営されており、その前には赤い絨毯が敷かれておりました。まずは、配られた弁当を食べて腹ごしらえをしてから、早速、第一幕:長篠の戦いから練習開始!
<第33回 佐々成政戦国時代祭り 演目>
第一幕:長篠の戦い
第二幕:成政と佐々堤
第三幕:魚津城の攻防戦
第四幕:成政と早百合姫
第五幕:回想本能寺の変
上演される5つの場面の中で、信長が登場するのは最後の第五幕のみ。同じく、左馬之助殿演じる光秀も第五幕のみで、弾正殿演じる早百合姫も第四幕のみの登場でありました。鉄砲隊の真下殿・やーたろー殿は第一幕と第三幕に登場。
出番が来るまで、鉄砲隊の二人の活躍を見物しようと思ったのですが、なぜか二人が鉄砲隊メンバーとして呼ばれず・・。。真下殿が問い合わせてみたところ、演技指導の方が持っている配役表と拙者らに配られた配役表が若干異なっていたのでありました(^_^;)。この変更で、真下殿とやーたろー殿は鉄砲隊ではなく、雑兵として1・3・5幕の3場面に登場することとなりました。拙者らは変更なしでそのまま。
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最初は練習風景を見ていたのですが、だんだん待ちくたびれてしまいました(^_^;)。そこで、やーたろー殿に教えてもらった頭上槍振り回しを自分で練習。 |
途中、休憩をはさんだ後、やっとこさ第五幕の練習開始。舞台に立つと、さすがにちょっと緊張。毎年参加されており、今回は主役の成政を演じる他、演技指導にあたった方からは |
さて、本番当日の朝。天気は微妙な感じの曇り。天気予報も雨・曇りと不安なものでありました。昨日やったことを確認しながら、通しで再度練習が始まりました。
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長篠の戦いの一場面。 |
武田軍として突進するやーたろー殿は、前回り受身で被弾(回避ではありませぬぞ)。 |
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午前の練習が終わってからしばしお昼休憩に。 |
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午後の練習までだいぶ時間に余裕があったゆえ、一人で初めて着る南蛮兜、そして装着手順を教えてもらって面頬も装着してみました。せっかくの機会ゆえ、面頬も着けて出てみたかったのですが、残念なことにこの面頬と拙者の顔の輪郭が合っていないのでありました(T_T)。面頬と拙者の頬の間に大きな隙間ができてしまっているのが一目瞭然であります。う〜〜ん、無念。 |
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それにしても、南蛮胴は珍しいものではないでしょうか?拙者はもちろん、自前鎧所有の真下殿・やーたろー殿・左馬之助殿ですら南蛮胴は初めてとのこと。拙者は皆様に手伝ってもらいながら着てみたのですが、胴の上につける部品のつけ方があまりよくわかりませんでした。この部品、通常の鎧にはありませぬ。せっかくの機会ゆえ、この流れで真下殿も南蛮胴を試着。 |
と、いつの間にやら鎧試着時間となってしまいましたが、ここら辺で午後の練習開始!
第三幕の真下殿との殺陣、そして本能寺の変と、出番が増えた拙者は練習にさらに熱を入れたのでありました。しかし、熱を入れすぎたためか、殺陣の際、鍔迫り合いから飛びのいたときに隣の人の背中に衝突してしまったのであります(^_^;)。申し訳ない。人が多い場面では、周囲に気をつけなければなりませぬな。
こうして、練習も終了。着付けが終わったら早めの晩御飯。そしていよいよ武者行列の始まりでござる!