賤ケ岳天下とりまつり 2003

2003年10月19日開催

<午後2時半頃>
さて、いよいよ武者行列の出発でござる!
秀吉様と福島正則役の拙者、そして福島正則の旗持ち足軽の方は3人で、武者行列の出発地点である北国街道沿いの地蔵院前で待機し、加藤清正(やーたろー殿)、加藤嘉明(真下殿)、片桐且元(弾正殿)らは街道の北側に、脇坂安治(手負いの在野武将殿)、糟屋武則(Y様)、平野長泰らは街道の南側に向かいます。
地蔵院前は観客でいっぱいであり、武者行列が通るスペースが狭くなってしまうほどの人出でした。スタッフの方々はスペースを確保するために手分けして交通整理を行います。その間、拙者と秀吉様は観客の被写体になっておりました。そして、出発準備が整ったところで、拙者の号令。

こんな感じで待機中

「我が秀吉軍は、賤ケ岳の戦いにおいて大勝をおさめた!
ただいまより、凱旋行列をとりおこなう!
皆の者!木之本地蔵院前に集合じゃ〜!」

この号令で、拙者以外の七本槍と少年・少女武者が南北から地蔵院前に行進してきます。その間、秀吉様は輿の上で、拙者と旗持ち足軽の方は輿の前で仁王立ちで待機でござる。
全軍が終結するまでの時間はそれほど長いものではなかったと思うのですが、この時はたいへん長く感じました。しかし、スタッフの方々は大忙しです。

「武者行列が通りま〜す!道をあけてくださ〜い!!」
という具合に、進路の確保にあたる方。南北から来る部隊の進行速度を、連絡を取りながら調整する方などなど。
本当にたいへんそうでした。

そして七本槍は秀吉様の下に集結。ここで秀吉様からお言葉を賜ります。
「皆の者、よくやった!そちたちのおかげでこの秀吉、柴田勝家軍を破り
天下をとることができた!
おぉ、見ろ!こんなにも多くの者が祝福に来ているぞ。共に、群集の元へ勝利の報告に行くぞ!」

全員
「おぉ〜〜!!」

続いて、出発前の景気付けに勝ち鬨をあげます。音頭をとるのは恐れ多くもこの拙者。
「我ら賤ケ岳七本槍!
先の戦で武功を立て、秀吉様より格別の恩賞をいただきもうした!
皆の者!我ら・・此度の戦の勝利と、我らの活躍を祝して勝ち鬨じゃ!
全員!構え〜!!」

七本槍
「オォ〜〜!!」

ここで七本槍は一斉に槍を構えます。拙者は台詞をちょっと誤りました(^_^;)。

(上3枚写真提供:真下昌景殿)

拙者
「エイ!エイ!オーー!!」
全員
「エイ!エイ!オーー!!」
拙者
「エイ!エイ!オーー!!」
全員
「エイ!エイ!オーー!!」
この口上で、観客の方々から拍手をいただくことがきました(^o^)v。まずまず成功、といったところでしょうか。
拙者の仕事もこれで一段落ついたゆえ、ほっと一安心でした。惜しいのは、台詞を少し間違えたところでござるな。

武者行列
(写真提供:真下昌景殿)

そして武者行列の始まりでござる。
先頭は拙者。スタッフの方の「もう少し早く歩いてください。」「もう少しスピードを落としてください。」「その速さで進んでください。」
の指示に従いながら、行列速度の調整役でござる。
拙者の後ろに七本槍と旗持ち足軽が続き、その後ろに少年武者・秀吉・少女武者と、約100名の武者行列が商店街を練り歩きました。
商店街を一周して再び地蔵院前へ戻ってくると、拙者らは地蔵院入口の脇にある畳敷き特設ステージへ上り、秀吉様はそのまま輿の上で地蔵院入口で待機。少年・少女武者は引き上げて、代わってよさこいチーム「天舞賤ケ岳」が入ります。

天舞賤ケ岳

先週の津まつりでも見たよさこい音頭。背中の「天舞賤ケ岳」の文字がカッコイイです。
脇坂殿「福島殿、あの者達は何者でござろう?」
拙者「あれは最近流行の「よさこい踊り」というものでござるよ。」
脇坂殿「歌舞伎者の一種でござろうか?」
拙者「まぁ、そのような者でござる。」
脇坂殿「福島殿は物知りじゃのぉ〜」

本当に交わされた会話です(^o^)

観客の注目はよさこいチームに注がれていたのですが、ステージ上では七本槍の中で異変が起きていました。
平野長泰殿は町の方だったのですが、よさこいチームにも関わりがあるのか、ステージ上で一緒に踊り始めたのであります。よさこいを踊る甲冑武者、これはなかなか面白い!
つられて拙者も踊り始めました。
ヤ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜レン!
ソーラン♪ソーラン♪ソーラン♪ソーラン♪ソ〜ラン♪
ハイ!ハイ!\(^O^)/
さらに、鳴り子代わりに太刀を抜いて、見よう見真似で舞う拙者。傾いた剣舞みたいなものでござるな。

踊ります
真下殿も一緒に踊ってくれました。
(写真提供:やーたろー殿)

して、よさこいが終わったあとは、昨年に続いて餅撒きでフィナーレでござる。ちなみにこの餅は当りつきなのです。そのせいもあるのか、皆さん必死に餅を取ろうと、ステージの前に群がります。スタッフの方は、押し合いで事故など起こらないように人員整理を行いますが、みんな前に出ようとするので、なかなか上手い具合にはいきません(^_^;)。だいたい整理できた(といっても押しくら饅頭状態に近いですが)ところで、餅撒き開始。

(写真提供:真下昌景殿)

子供の頃、餅撒きで拾う側にいたことは数回あったのですが、撒く側になったのは初めて。事前にスタッフの方から、遠くへ撒いてくださいと言われたゆえ、なるべく中列から後列のほうへ餅を撒いていたのですが、最前列に陣取っていた子供達から猛烈な抗議を受けたため、途中から均等に撒くようにいたしました。
あ!!
しまった、一個だけ遠くに投げ過ぎてしまった餅が、自販機の上に乗っかったままでござる(汗)。
あとで取りに行こうと思って、すっかり忘れておりました・・・。。すみませぬm(_ _)m


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