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神戸海軍操練所跡

時代区分幕末分類区分その他旧国名摂津
現在地兵庫県神戸市中央区新港町

関連人物

・坂本龍馬 ・勝海舟

関連事件

三宮(さんのみや)は、神戸の中心地。おそらく、兵庫県内では一番の都会でしょう。
現在では「おしゃれな港町」ということで都市化が進んでいます。意外と知られていないようですが、この都会の中に、坂本竜馬勝海舟と、幕末の著名人縁の史跡があります。
文久3年(1863年)、当時「軍艦奉行並」の役職に就いていた勝海舟は、神戸の重要性を14代将軍の 徳川家茂に力説した結果、この小野浜の地に軍艦建造と海兵養成のための操練所が設置されることになりました。この操練所が、後の日本海軍発展の礎となったと言われております。
国道2号線「京橋」交差点の南東に、神戸海軍操練所の石碑が立っております。

神戸海軍操練所跡碑

海軍関連の史跡だけあって、碑は錨の形をしているのが特徴的ですね。
錨の左下に写っているのは見開かれている石の本。この本に説明が刻まれておりました。
おしゃれな神戸、ということで、石碑も一味違うのかもしれません。

昭和43年10月 建立

しかし、この操練所の活躍期間は非常に短いものでした。元治元年(1864年)の禁門の変に一部の学生が長州軍に加わっていたため、勝海舟は激徒養成の嫌疑を受けて解職処分となり、操練所自体も慶応元年(1865年)3月に閉鎖となってしまいました。

<交通手段>
・JR山陽本線「三ノ宮」駅下車。徒歩7分ほど。
・駐車場はなし。

探検日:2004年2月12日
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